【戦術編】タイム(打合せ)

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ソフトボールにおけるタイムについて

試合中に「投手が疲れてきたな。」「守備陣に状況の確認をしたいな。」「終盤に連打されて流れが悪いな。」といった際にタイムを取りたくなるときがあると思います。

ソフトボールではこれを「打合せ(チャージドカンファレンス)」と呼称します。

今回は、この打合せを試合で何回使えるのか?やどのようにして使えばいいのかなどを解説していきたいと思います。

【守備側】打合せの使い方

守備側の打合せは、監督またはコーチが審判に「タイム」を要求することで使用できます。

使用可能回数は1回~7回までのイニングで3回まで、8回以降は1イニングごとに1度まで使用できます。

【攻撃側】打合せの使い方

攻撃側の打合せは、監督またはコーチが審判に「タイム」を要求することで使用できます。

使用可能回数は1イニングごとに1度まで使用できます。

【守備側】打合せの注意点

・規定回数を超えて打合せを行うと、投手は交代しなければならず、この試合では再び投手として登板することはできなくなる。

・打合せが内野内(マウンド上含む)で行われた場合、打合せが終了したとみなされるのは、ベンチにに戻る際にファウルラインを超えたときである。

・攻撃側(相手チーム)の打合せ中に守備側(自チーム)が打合せをしても、それは打合せとはみなされない。(カウントされない。)

・「タイム」を要求せずに打合せを実施した場合は、主審の判断で打合せとみなされる。

・選手交代の通告の為に「タイム」を要求し、選手交代が行われている間に守備側が打合せをしてもそれは打合せにカウントはされない。

・投手の交代を球審に通告する前後に、監督・コーチが投手と打合せしても、それは打合せにカウントされない。

【攻撃側】打合せの注意点

・打合せを再度行うと監督が退場になる。

・守備側(相手チーム)の打合せ中に攻撃側(自チーム)が打合せをしても、それは打合せとはみなされない。(カウントされない。)

・「タイム」を要求せずに打合せを実施した場合は、主審の判断で打合せとみなされる。

まとめ

「打合せ」は草ソフトボールの大会などでは、なかなかルールを理解できずに使っていないチームが多いです。

今回、使い方について解説しました。嫌な空気を断ち切りたい時などに積極的に使っていきましょう!

それでは、よいソフトボールライフを~

注釈

本内容は、オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール5 5-8項 』より抜粋

おまけトーク

正式名称が、「打合せ(チャージドカンファレンス)」って長い呼称ですね(笑)

・・・というのはさておき、高校野球などでは打合せはとても重要な戦術になるそうです。

主に使われる場面としては、

①相手に流れが傾きかけたときの間を取る(相手打線の連打、味方のエラー)

②投手の小休憩

③守備側の守備位置の確認、アウトの優先順位の確認

④狙い球の確認(攻撃時)

などが挙げられます。

主な意味としては、

①相手に流れが傾きかけたときの間を取る(相手打線の連打、味方のエラー)

・相手打線の連打や味方のエラーで味方守備が動揺しているときにいったん落ち着かせる。

・イケイケ状態の相手に一旦時間を置かせて冷めさせる。

②投手の小休憩

・試合終盤疲れの見えてきた投手を休ませる。

・捕手とのサインの確認。

③守備側の守備位置の確認、アウトの優先順位の確認。

・試合終盤ピンチの場面で、守備位置をどうするのか。(前進?後退)

・状況次第で優先でアウトを取りに行くのはどこなのか。

④狙い球の確認(攻撃時)

・ここまでの試合状況を見たうえでの狙い球の絞り、投手の癖などの共有。

などの目的で使われます。こうしてみると使いたくなる場面が結構多いですね。

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