【投球・打者編】ストライクゾーン

打者編

ソフトボールのストライクゾーンについて

ソフトボールのストライクゾーンですが、なんと!野球と違います。

ホームベースは同じですが、ストライクゾーンの空間とボールの通過時の関係性が野球と変わってきます。

しっかり今回の解説で確認して試合や審判で間違えることのないようにしていきたいですね。

ソフトボールのストライクゾーンの範囲

ソフトボールにおけるストライクゾーンの範囲は、打者が自然に構えた時の

上限:みぞおち

下限:膝の皿の底部

左右(内・外角):ホームベース

の空間です。下図の青い範囲がストライクゾーンの空間です。

高さに関しては、バッターが自然な構えをした状態でみぞおちと並行の高さがストライクゾーンの上限膝の皿の下端部と並行の高さがストライクゾーンの下限となります。(下図参照)

また、左右(内・外角)に関しては、ホームベースの横幅と同じとなります。

ストライクの判定基準

上記の範囲をもとに、ストライク・ボールを判定しますが、投手の投げたボールがストライクゾーンを通過した際の判定基準があります。

野球では、このストライクゾーンの空間をボールがかすりさえすればストライクですが、ソフトボールでは高さに関してはボールがストライクゾーンに収まっていないといけません!!!

例えば、下の図ですが、球がホームベース上を通過する際に高めの球であれば球の上端がストライクゾーンの高さの上限(みぞおちの高さ)に入り切っている為、ストライクとなります。

また、低めの球も球がホームベース上を通過する際に球の下端がストライクゾーンの高さの下限(膝の皿の下端の高さ)に入り切っている為、ストライクとなります。

今度は、下の図ですが、球がホームベース上を通過する際に高めの球の上端がストライクゾーンの高さの上限(みぞおちの高さ)から出てしまっている為、ボールとなります。

また、低めの球も球がホームベース上を通過する際に球の下端がストライクゾーンの高さの下限(膝の皿の下端の高さ)から出てしまっている為、ボールとなります。

左右(内・外角)については、ホームベースを上から見た状態で球がホームプレートに接すればストライクとなり、高さの判断とは違い、球が入り切っていなくてもかするだけでストライクとなります。

下の図のように、球がホームベース上を通過する際に、高い方の球は球が外角のストライクゾーンをかすっている為、ストライクとなります。

しかし、低めの球の方は球が外角のストライクゾーンから出てしまっているためボールとなります。

ソフトボールは、野球と比べて球が大きいため、左右(内・外角)はかするだけでいいと考えるとかなりストライクゾーンの横幅は広くなりますね。

また、基本的にはにストライクゾーンの五角柱空間を上記のような条件を満たした状態で球が通過すればストライクです。

ですが、一つ例外があり、球がホームベースを通過する際、球が地面に付く前にホームベースを通過していないとボールになります。

たまに居る山なりでボールを投げる投手(スローピッチピッチャー)ですが、ストライクゾーンに入っていてもホームベース上でバウンドすることがあります。これは、厳密にいうとボールです。

まとめ

いかがだったでしょうか。ストライクゾーンが野球とは違うというのは驚きですね。野球とソフトボールを両方楽しんでいる方は、気を付けないといけないかと思います。

もし、審判をする際には、高さの判定基準が野球と違うことを気を付けていきたいですね。

それでは、よいソフトボールライフを~

注釈

本内容は、オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール7 打撃 7-4項 ストライク 、7-5項 ボール』より抜粋

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