【必携?(笑)】ダブルベース使い方フローチャート
前回の「【走塁編】1塁のダブルベース正しく使えてますか???(その①)」では、ソフトボールのダブルベースの使い方についてのルールを実例をもとに記載しました。
今回は、具体的な動きをわかりやすく頭にインプットできるようにフローチャートを作成しました。
こちらをぜひご活用いただければと思います。
解説
まず、左上からスタートです!
①打撃結果
→打球が飛んだ。(→②へ進む)
→三振した。(下記参照)
で分岐します。三振して捕手が後逸、振り逃げになった場合は、図の矢印下へ進んでいきましょう。
一塁へ向かって走っていきますが、走る前に捕手がどの方向へ後逸したのか確認が必要となります。
基本的にはオレンジベースへ向かえば問題ありません。
ですが、捕手が一塁側ファールグラウンドへ逸らした場合は、ルールの特例で守備者・打者走者の双方ともどちらのベースを使用してもよい為、一塁手がオレンジベースを使用している場合は衝突しないように白ベースへ向かうことをオススメします!
また、この際に守備者がオレンジベースを使用している際は、打者走者は、フェアゾーン地域内を走ることが出来ます。※1参照
②打球の飛距離
「①打球結果」にて、バットにボールが当たり打球が飛んだ場合は、以下の分岐に分かれます。
→外野まで飛んだ。(→③へ進む)
→内野ゴロか。(下記参照)
内野ゴロの場合は、図の矢印下へ進んでいきましょう。
以下の2つのルールから、必然と打者走者はオレンジベースを使わなければならなくなりますのでセーフになるように全力でオレンジベースへ向かいましょう!
・守備者は常に白ベースを使用しなければならない※2参照
・ダブルベースは危険防止の為、必ず使用しなければならない※3参照
③単打or長打
「②打球の飛距離」にて、外野へボールが飛んだ場合、以下の分岐に分かれます。
→外野の正面に飛んだ単打。(下記a.参照)
→外野の間を抜いた長打コース。(下記b.参照)
a.外野の正面に飛んだ場合、図の矢印下へ進んでいきましょう。
この場合、ヒットですので基本的には白いベースを踏んで二塁へオーバーランすれば良いですが、もし外野手が一塁でのアウトを狙ってきた場合は一塁ベースでのプレイとなりますのでその場合は、②の内野ゴロ同様にオレンジベースの駆け抜けが良いと思われます。
b.外野の間を抜いた長打コースの場合は、図の矢印右へ進んでいきましょう。
この場合、一塁での守備側のプレイが行われない為、どちらを踏んでも問題ありませんが、走塁の速さ(効率)を考えると白ベースを踏んで二塁に向かうのが良いでしょう!※4参照
まとめ
いかがだったでしょうか。
一塁のベースが一つ増えるだけでこんなにルールが増えて大変ですね💦
お子さんや初心者の方などへのルール説明のお役に立てれば幸いです。
注釈
※1:オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール2 2-4項 4【特例】.』より抜粋
※2:オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール2 2-4項 4.』より抜粋
※3:オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール2 2-4項 8.』より抜粋
※4:オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール2 2-4項 5.』より抜粋
おまけトーク
あれは、ソフトボールを初めて2年目の小学4年生の時でした。
当時はまだきちんとしたソフトボールルールを理解しておらず、練習試合の打席で、バットの真芯できれいにボールをとらえてのセンター前ヒットを打った時でした。
きれいなヒットを打った私は確かな手ごたえを感じながら、自らの打球を見ながら余韻に浸って走っていました。(若干緩めの走りだった気がします。汗)
するとワンバウンドでボールを取った体格の良いセンターがセンターゴロを狙い一塁へと投げてきました。
センターの肩が強く、危機感を感じた為、急いで一塁ベースへ向かいましたが、ここで私は迷いが生まれてしまいました。
「あれ?外野に打球を打った時は白ベースを踏んで、内野に打球を打った時はオレンジベースを駆け抜けるって教わったけど…。これはどっちなんだろう???」
「白ベースって駆け抜けていいんだっけ?」と頭が混乱してしまい、結果、ベースを踏む直前に急ブレーキをかける形で白ベースの上で駆け抜けず止まりました。
判定は、「アウト!」のコールがされてしまい私はヒット1本を無駄にしてしまいました。(トホホ)
おそらく駆け抜けていれば間違いなくセーフのタイミングでした。
このようなミスをしないためにも、これからソフトボールを始めるお子さんは混乱すると思うので親御さんでしっかり教えてあげたいですね。迷ったとき、アウトになりそうなときはとりあえずオレンジベースを駆け抜けで良いと思います。
それでは、よいソフトボールライフを~
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