【走塁編】テンポラリーランナー

走塁編

テンポラリーランナーについて

野球にはないソフトボールの独自ルールであるテンポラリーランナーですが、こちらは高校野球における臨時代走のようなもので、ある条件を達成満たせば選手交代をせずとも代走が出せるというものです。

このテンポラリーランナーでの代走は記録されず、交代前の選手と交代後の選手は、次のイニング以降も試合に出場気し続けることが可能です。ぜひ覚えて試合で活用していきましょう!

テンポラリーランナーを出せる条件

テンポラリーランナーを出せる条件は、以下です。

2死であること

②ランナーが投手もしくは捕手で、その選手の代わりとして出場すること

以上を満たせば、テンポラリーランナーとして交代をすることが可能です。

テンポラリーランナーの交代に出せる選手の決まりについて

テンポラリーランナーとして交代する場合は、ランナーに出ている選手を除いたうえで、交代する時点で最も遠い打順を打つ選手(もっとも回ってくるのが遅い選手)が代わりに出場する。※1

例1

打順4番の投手(もしくは捕手)の選手が2死から出塁した。
(状況:2死。3番打者、2番打者が塁上にランナーとして居る。)

この場合は、1番打者が4番打者の代わりにテンポラリーランナーとして代走で出場します。(この時点で打席に立っている5番打者から塁に出ている選手を除いて最も遠い打順の選手の為。

例2

打順4番の投手(もしくは捕手)の選手が無死ランナーなしから出塁した。

その後の5番打者、6番打者が連続で凡退して2死になった。

この場合は、先ほどアウトになった6番打者が4番打者の代わりにテンポラリーランナーとして代走で出場します。(この時点で打席に立っている7番打者から最も遠い打順の選手の為。

※テンポラリーランナーの交代選手をもし間違えてしまってもペナルティはありません。

テンポラリーランナーの注意点

注意点や細かいルールは以下です。

・テンポラリーランナーは、2死になった時点でそれ以降攻撃側の任意のタイミングで交代が出来る※2

・テンポラリーランナーを使用する権利があるのは攻撃中のチームのみである3

まとめ

テンポラリーランナーは、使用できる条件は限られますが、投手や捕手を攻撃中に休ませることが出来るとても便利なルールですね。

交代に出せる選手の決まりが若干ややこしいですが、もし間違えてしまっても正しい選手に交代すればよいだけで、アウトになる訳ではない(国際大会ではアウトになるらしいですが。。。)ので、ぜひ積極的に活用していきたいルールですね!

それでは、よいソフトボールライフを~

注釈

※1:オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール4 4-11項 (3)』より抜粋

※2:オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール4 4-11項 (2)』より抜粋

※3:オフィシャルソフトボールルールブック 『ルール4 4-11項 (1)』より抜粋

おまけトーク

テンポラリーランナーのルールのなかで、交代で代走させられる選手は、「交代する時点で最も遠い打順を打つ選手」とありました。

よくよく考えるとこれって自分が投手(または捕手)で打順に入っていたとすると自分が2死で出塁したときの代走は、確率的に自分の1つ前や2つ前の選手が代走する可能性が高いですね!

ということは。。。投手や捕手を打線の中軸(3番や4番)に配置すれば、2死出塁した際に足の速い1番や2番、9番バッターをテンポラリーランナーとして塁に出せるのでは!?

ということに最近気が付きました。(もちろん、その投手や野手の打撃能力にもよりますが・・・)

・・・という戦術を思いついたので、もしよかったら是非活用してみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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